Concrete CMSの用語です。
当マニュアル内でもよく出てくる中で、基本的なものをまとめました。

用語

ページを編集したり、管理メニューを表示する機能です。

基本的には、ゲストでサイトを訪問したときは表示されません。(ゲストにページの編集機能を開放している場合はその限りではありません)

サイトにログインして、編集権限等がある場合に以下のようなツールバーがページ上部に表示されます。

toolbar.png

左側のボタンは、現在のページに関する機能です。

  • 鉛筆アイコンのボタンで、ページを編集モードに切り替えられます。
  • ギアアイコンのボタンで、ページの設定を変更できます。
  • プラスのボタンで、ページにブロックを追加できます。

右側のボタンは、サイト全体に関する機能です。

  • 検索ボックスで、サイト内を検索することができます。(※1) 入力を開始すると、自動的に検索がスタートします。検索対象は以下の通りです。
    • サイトの公開ページ
    • サイトの管理画面のページ
    • concrete5.org のドキュメントとハウツー(※ 英語サイト)
    • マーケットプレイス内のアドオン・テーマ
  • ページのアイコンのボタンから、サイトに新しいページを追加できます。また、サイトマップを確認したり、下書きページを確認できます。
  • スライダーのアイコンのボタンから、サイトの管理画面に移動できます。

Concrete CMSは、多種多様なコンテンツを設置してページを作成していきます。
そのコンテンツのことをブロックと呼びます。
Concrete CMSが標準装備しているブロックは全部で36種類あり、その中から好きな組み合わせでページに設置していくことが可能です。

同じ組み合わせの、同じ設定内容のブロックを複数ページに設定したいとき等に利用できます。

スタックの特徴

  • 複数のブロックを1つにまとめて管理できる。
  • スタック内のブロックを修正・更新をすると、スタックを使用している全てのページを一括で修正・更新できる。

 

使い方の例

  • 異なるページ(ページタイプ)、異なる位置に同じ内容を配置したい時に使用する。
  • 同じページタイプでも、異なるブロックを設置したい時に使用する。

 

ブロックやレイアウトを設置できる領域のことです。
Concrete CMS上で、あらゆるところに自由にブロックを設置したり、レイアウトを設定したりといったことはできません。
編集モードに切り替えたときに表示される「空の○○エリア」といったように、テーマによって編集できる領域が決まっています。
カーソルを置いたときにエリアの左下には、エリア名が表記されたエリアタブが表示されます。

area_01.png

ブロックが設置されている場合「空の○○エリア」といった表記は出てきません。
その代わり、ブロックにカーソルを置くとエリアの左下にエリアタブが表示されます。

area_02.png

 

また、エリアは2種類存在します。

グローバルエリア

グローバルエリアは、サイト全体や複数のページに共通して存在するエリアで、このエリアに設置されているブロックは複数のページに共通で表示されます。

多くの場合、ヘッダーやフッター、サイドバーなどがグローバルエリアに指定されています。(テーマにより異なります)
 

編集モードでは、グローバルエリアに設置されているブロックは水色の罫線で囲われます。

 

ブロックを追加する時に水色にハイライトします。

 

エリア

エリアはページごとに独立して存在しており、このエリアに設置されているブロックは、該当のページでのみ表示されます。

編集モードでは、エリアに設置されているブロックは緑色の罫線で囲われます。

ブロックを追加する時、緑色にハイライトします。

 

レイアウト機能は、ひとつのエリアを複数のエリアへと小分けする機能です。

使用しているテーマが Bootstrap などのグリッドフレームワークに対応している場合、レイアウトを作成する場合にもグリッドフレームワークを使用することができるので、サイト全体で統一されたレイアウトを実装するのに適しています。

※テーマによってはレイアウト機能を使用できない場合があります。

ConcreteCMSでは、ページを保存するたびに履歴が蓄積されていきます。
他のCMSでは更新履歴、ファイルの世代管理、変更履歴などと呼ばれていますが、ConcreteCMSではこの保存履歴のことをバージョンと呼びます。

公開されているバージョン以外は権限があるユーザしか閲覧することができません。
また、履歴として積み上がっているのでいつでも過去のバージョンに戻すことが可能です。
※ バージョンは削除することもできるので、残っていない場合もあります。
※ 弊社ブログにバージョンについての解説があります(こちら

Concrete CMSは、細かく表示へ編集権限を設定できます。
例えば、特定のページ以下のみ、特定のユーザーグループだけ表示・編集させたりすることが可能です。

ユーザーに管理メニューを開放するかどうか、ページを追加させることができるかどうかなど細かい制御ができます。

  • 制御できること(一例)
    • ページの表示
    • ページの編集
    • ファイルの表示、アップロード・削除など
    • 管理メニューの開放
    • ユーザー検索...etc

 

また、権限を設定する上で、扱いが特殊なユーザーグループが3つ、特殊アカウントが1つあります。
いずれも、CMSをインストールした際にデフォルトで入るグループ・アカウントです。

  • グループ
    • ゲスト
      • サイトにアカウントを持たないユーザー、アカウントを持つユーザーすべてを含めたグループ
      • 誰に公開しても良いページ・機能などはこのグループを設定します
    • 登録グループ
      • サイトにアカウントを持つユーザーを対象としたグループ
      • 会員限定ページ・機能などはこのグループを設定します
    • 管理者
      • 初期設定されている管理者専用グループ
      • ユーザーにこのグループを設定すると、管理者権限の機能を使えるようになります(例:管理画面など)
  • アカウント
    • 特権管理者(admin)
      • すべての機能が使えるアカウント
      • このアカウントに対して権限を制限することはできません
      • 誤って管理者アカウントが、管理者グループの権限を削除してしまったときなどに利用できます

URLに使用する、ページの文字列です。
例:https://example.com/blog , https://exmaple.com/blog/hello-world など

URLスラッグは通常、ページ名を設定したときにページ名に「英数字・記号」が含まれていれば自動的に生成されます。
URLスラッグは、以下のルールに基づいて生成されます。

  • 英字と数字以外を一旦スペースに変換
  • スペースや記号(-, _ 以外)はハイフンに変換
  • 128文字以上はカット

-, _ 以外の記号はブロック等で使用されるクエリパラメーターと競合するのを防ぐため使用できません。
また、コンポーザーにURLスラッグの設定項目を設けない状態でページを公開すると、ページIDがURLスラッグの代わりとして設定されます。